Amazonから販売されている電子書籍を読むことができる端末は以下二種類あります。
- Kindle
- FireHD
両方を実際に使ってみて感じた良いところや悪いところなどを紹介します。
また、なろう作品を読む時はどちらが使いやすかったか理由を含めて解説します。
- 読んだなろう系は500冊以上
- なろう歴10年以上
- 暇があればなろう小説を読んでる
- 異世界の世界観が大好き
小説やなろう系に関するいろいろを紹介しています。
なろう作品を読むならFireHD一択
まず、なろう作品を読みたいなら「Fireタブレット」一択です。
Kindleにも良い部分はありますが、なろう作品を読む場合使いづらさが目立ちます。
ということで、FireHDの方が良いと感じる理由について解説します。
使っているFireHDは「Fire HD 8 Plus」、Kindleは「KindlePaperWhite」です。
カラー表示に対応
Fireタブレットはタブレットということもありカラー表示に対応しています。
ライトノベルやなろう作品の書籍関係は表紙の絵や挿絵などが追加されています。
挿絵は白黒がほとんどですが、表紙や冒頭は色付きです。
どうせなら色付きで見たい
Fireタブレットであればカラー部分も実際の書籍と同様に表示させることができます。
逆にKindleの場合は端末の性質上、白黒だけにしか対応していないためカラー部分も白黒となってしまいます。
PCなどを利用することでブラウザからであればイラストを見ることはできますが手間がかかってしまいます。
その点Fireタブレットであれば1つで完結できます。
Amazonのサービスを利用可能
Fireタブレットでは読書以外にもいろいろな用途で使うことができます。
- 読書
- プライムビデオ鑑賞
- PrimeMusicのバックグラウンド再生
- ネットサーフィン
- などなど
読書のお供として特に便利なのが、音楽の再生です。
読書をしながら音楽を聞きたいといった方も多いのではないでしょうか?
AmazonPrimeMusicではバックグラウンドでの再生ができるので、読書と音楽鑑賞をまとめて利用できます。
本を読みながら音楽を聞くことが多いから助かる!
音楽も、PrimeMusicやPrimeMusicUnlimitedなどに加入することで聴き放題になります。
また、最近アニメ化が多くなってきたなろう作品もPrimeビデオで見ることができるのでFireHDのほうが便利に使いやすいです。
Kindleよりも安価
かなり意外に感じるかもしれませんが、KindleよりもFireタブレットの方が安いです。
Fireタブレット | 価格 | Kindle | 価格 |
---|---|---|---|
Fire7 | 5,980円から | Kindle | 8,980円から |
FireHD8 FireHD8Plus | 9,980円から 11,980円から | Kindle Paperwhite | 14,980円から |
FireHD10 FireHD10Plus | 15,980円から 18,980円から | Kindle Oasis | 29,980円から |
Kindleは電子ペーパーが使われているということもあり高価になっています。
Fireタブレットのスペック一覧
Fireタブレットは複数モデルが販売されており、価格に合わせて画面サイズやCPU、メモリなどが変わってきます。
モデル | Fire7 | FireHD8 | FireHD8Plus | FireHD10 | FireHD10Plus |
---|---|---|---|---|---|
CPU | 1.3GHz クアッドコア | 2.0GHz クアッドコア | 2.0GHz クアッドコア | 2.0GHz オクタコア | 2.0GHz オクタコア |
メモリ | 1GB | 2GB | 3GB | 3GB | 4GB |
ストレージ | 16/32GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB |
解像度 | 1024×600 | 1280×800 | 1280×800 | 1920×1200 | 1920×1200 |
バッテリー | 最大7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
価格 | 5,980円から | 9,980円から | 11,980円から | 15,980円から | 18,980円から |
ワイヤレス充電 | 未対応 | 未対応 | 対応 | 未対応 | 対応 |
ワイヤレスキーボード | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 対応 | 対応 |
数字が上がるごとに画面サイズやCPUの性能がアップしていきます。
Plusが付くことでメモリ容量が多くなります。
ゲームをやるかによってどれにするか選びましょう。
Fireタブレットの使いづらいポイント
複数の用途で使いやすいFireタブレットですが、一部使いづらいと感じる部分も存在します。
ネットがWifiのみ
FireHDはタブレットとして使うことができますが、SIMカードに対応していないためWifi環境でしかネットを使うことができません。
外で作品をダウンロードする場合はデザリングやポケットWifiなどを利用しないといけないので少し不便に感じるかもしれません。
本や動画はダウンロードできるから事前にダウンロードしておけば外でも問題なく使えるよ!
事前にオフラインにダウンロードしておくことでネット環境の問題は解消できます。
デフォルトのFireタブレットは容量が16GB~64GBと動画や漫画を保存するには少ないので、MicroSDを追加して容量を上げておくことでたくさんのコンテンツを保存しておけます。
本体容量が少ないモデルを選んで、MicroSDカードで容量を補強するとコストを抑えて大容量Fireタブレットとして使える!
- 映画
1本あたり約1GB - 漫画
1冊あたり約100MB - 小説
1冊あたり約20MB
普段から気になったものをとりあえずダウンロードしておけば外出先でもかなり便利に使えてオススメです。
バッテリーの持ち
Kindleと比べるとバッテリーの持ちが短く感じます。といってもスマホと同程度。
Kindleが凄すぎるだけなのかもしれないけど・・・
Fireタブレットのバッテリーは
- Fire7:最大7時間
- Fire HD:最大12時間
ということで、長時間の外出時に持っていく場合はモバイルバッテリーがあったほうが良いです。
逆にKindleでは最大10週間!
充電がほぼ必要ありません。
GooglePlayストアが使えない
Fireタブレットは初期状態で「GooglePlayストア」を使うことができません。
小説家になろうのリーダーは当然Amazonアプリストアで配信されていないため、Web版を見ようと思ったらブラウザから見に行くしかありません。
ただ、非公式ですがGooglePlayストアをインストールすることは可能です。
GooglePlayストアのインストール方法についてはこちらで解説しています。
GooglePlayストアをインストールすることで、スマホと同様にアプリを使えるようになるためかなり便利になります。
こちらで紹介しているアプリはFireタブレットでも使えます。
Kindleのここが凄い!
FireHD一択と言いましたが、Kindleにも良いところがあります。
Kindleの特徴について解説します。
電子ペーパー
Kindleは液晶ではなく「電子ペーパー」が使用されています。
この電子ペーパーがかなり凄い!
電子ペーパー(でんしペーパー)とは、紙の長所とされる視認性や携帯性を保った表示媒体のうち、表示内容を電気的に書き換えられるものをいう。
1970年代に米国ゼロックス社のパロアルト研究所に所属していたニック・シェリドンがGyriconと呼ばれる最初の電子ペーパーを開発した[注 1]。Gyriconの構造は、半球を白、別の半球を黒に塗り分けた微小な球をディスプレイに多数埋め込んだものである。球の一部は静電気を帯びており、電界によって球を回転させることで白地に黒い文字を浮かび上がらせられ、数千回の書き換えにも耐えた。
現在では電子ペーパーを利用した製品が一般的に販売されるまでに至り、今後は低価格化が普及の鍵とされる。
引用:Wikipedia
バッテリーの持ちが圧倒的
電子ペーパーではスマホやタブレットと違い、表示内容を更新する時だけ電気を使います。
文字が表示された状態の時は電気を使わないのでかなりの時間バッテリーが持ちます。
見やすくするために画面を照らしているLEDがあるため全く電気を消費しないわけではありませんが、液晶型のディスプレイと比べると差は圧倒的です。
月に2回くらいの充電でも余裕!
電池切れになる方が珍しい
外出先でバッテリー切れになることは殆どありません。
Amazonでは以下説明があります。
明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回のフル充電で最大10週間利用可能。使用状況により利用できる時間は異なります
引用:Amazon
最大10週間は凄いです。
外でも読みやすい
外でタブレットやスマホを使っている時に、太陽光が当たって文字が見えなくなったことはありませんか?
電子ペーパーはバックライトで画面を照らしていないこともあり、外が明るい場合でも画面が見えなくなることがありません。
防水モデルあり
Kindleには防水モデルが用意されています。
お風呂で読書したいと考えている方にオススメです。
大きめのジップロックを使えば防水モデル以外でもお風呂で使えるよ
Fireタブレットの場合でもジップロックなどを用意しておけばお風呂でも使えます。
防水モデルはKindle以外のモデルです。
目が疲れづらい
液晶はバックライトといって画面の裏から光が出ているため、目に直接光が当たります。
目に光が当たることで目が疲れやすくなりますが、電子ペーパーは目に光が直接当たらないため長時間の読書も快適です。
紙の本を読むときと同じ感覚で読むことができます。
こんな人はKindleのほうが快適かも!
- 小説だけでいい
- 挿絵に興味がない
- 外で読書したい
Kindleの使いづらいポイント
Kindleは電子ペーパーであることによって使いづらいポイントも多々あります。
白黒
電子ペーパーはまだカラーに対応していないので、本来色がついているページも白黒で表示されてしまいます。
一般的な小説であれば影響はほぼありませんが、ライトノベルやなろう系の作品で色が付いていないのはイラストを見れないので勿体ないです。
レスポンスが悪い
こちらも電子ペーパーということでレスポンスが悪くなっています。
Amazonのストアを開く、ページを送るなどの各操作毎に毎回0.3秒ほどのタイムラグが発生します。
小説などであれば気になりませんが、漫画や雑誌など連続でページを捲りたい時に毎回止まるので結構気になります。
アプリのインストールができない
当然ですが、Kindleではアプリ関係のインストールができません。
そのため読むことができる電子書籍がKindleのみとなってしまいます。
Fireタブレットの場合は他の電子書籍サービスも利用することができるのでKindle以外のサービスも利用している・利用したいと考えている方はFireタブレットの方がオススメです。
Fireタブレットで他電子書籍サービスを利用する場合はGooglePlayのインストールが必要です。
まとめ
両方を使ってみて、KindleとFireHDではどちらが良いかについて解説しました。
どちらにもメリットがありますが、小説・漫画・アニメと複数の楽しみ方ができる漫画やラノベ、なろう作品関連はFireタブレットの方がオススメです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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